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咬合育成

浜野歯科では乳幼児期からむし歯の予防管理を行っています。大切なお子様の歯をむし歯から守る、とても大切なことです。しかし、むし歯予防と同じように、良い歯並び(形態)と、よい咬み合せ(機能)になるように管理していくことも、とても重要なことだと考えています。皆さんは、歯並びの悪いお年寄りを知っていますか?全ての歯が自分の歯だというお年寄りはきれいな歯並び(形態)をしています。やはり、歯並びの悪い人の歯は、長持ちしないようです。生涯自分の歯で、ということを考えると、よくない歯並び(形態)、咬み合せ(機能)では困難です。

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幼少時の小さな不正を正していくことによって、将来起こりえる大きな不正を回避する、あるいは、重度な不正を軽度な不正に改善できるのです。完全に悪くなるのを待って治していくのではなく、小さい不正のときから正しい方向に誘導していくのが咬合育成です。
私が所属している筒井塾咬合療法研究会(http://www.22i.gr.jp/)のホームページもご覧になって下さい。

あまり歯を磨かないのにむし歯にならない人がいらっしゃいます。なぜでしょうか。すばらしい唾液を持っているのです。ただし、このような方は、必ず歯周病になっています。反対に、一日に何度も歯を磨いているにもかかわらず、むし歯になる方がいらっしゃいます。なぜでしょうか。こういった方に良く見られるのが、唾液の量が少ない、緩衝能が低いということです。むし歯や歯周病は患者様の唾液の状態、プラークコントロールの状態、ライフスタイル、嗜好品、喫煙、その他にも色々あるリスクファクターが絡み合って発病します。当院では、皆様のお口を守っていくためにお口のデーターをとらせていただきます。唾液検査も行っています。皆様が病気になって病院に行ったら必ずといっていいほど検査を受けます。その時の体の状態を知るためには必要なことだと思います。同じように、歯を守るためには、唾液検査が必要だと考えています。むし歯予防、歯周病予防と歯周病治療は、できるだけ多くのリスクファクターを見つけ出し、それらを改善していくことによって可能になると考えています。したがって、歯磨き指導だけで予防をおこうことは困難だと思います。

お口とからだの健康‥‥患者さんに知っていただきたいこと

筒井歯科医院 筒井照子

従って咬み合わせがズレると、からだのどこかがそれを補償するためにひずむこともあります。私は上と下の歯が、歯車のように咬み合って出来る咬合は、頭とからだをつなぐ要(かなめ)の役目をしていると考えています。

生活習慣の変化と、
かむことが減少したことが、大きく関係

今、その要がズレている方が増えています。これは生活習慣の変化と、かむことが減少したことが、大きく関係していると思っています。

歯科で問題となるよくない生活習慣の内、多いのはほほづえと寝方でしょう。ラーニングハビットとスリーピングハビットとも言います。長時間持続してねじる力をからだに加えることはよくありません。

骨は一過性の強い力には強いのですが、持続的な弱い力には弱くて、力が加わった側には吸収細胞が、引っ張られた側には造骨細胞が出て来て骨の改造現象がおこります。その性質を利用したのが、歯科では歯列矯正治療です。歯は5g位の力でも持続的に加われば動きます。

 

 

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従って人間の頭の重さは成人で5kg前後あるので横向き寝やうつぶせ寝で歯列を押さえた形で寝ると、歯が動いて歯並びが悪くなって行きます。奥歯が傾れると前歯がせりだして来たり、それにつれて顎(あご)自体がずれて、顔も左右非対称になってくることもあります。歯周病のある方は歯の動揺がひどくなったり、歯がしみたりする原因にもなります。ほほづえも同じです。顎の関節にもひびきます。

顎の関節が開閉口するたびにカクカクいう、痛みがあって、あけにくい、などの症状のある方を顎関節症といいますが、7、8割位の方がほほづえや睡眠態癖の生活習慣に関係しています。生活習慣を改善していただくだけで症状が軽減する方もたくさんあります。また、反対に言えば顎関節症は生活習慣に気をつけなければどのように治療をしても再発したり、なかなか完治しないことが多いといえます。

顎関節症は顎の関節を上方や後方に長時間押しつけることによっておこることが多いので、そのような力がかかる生活習慣は止めましょう。

口腔にとっての他のよくない生活習慣は、お子さんが体操ずわりをするときにひざの上にあごをのせることや、机の上にあごをのせるなどもよくありません。かみあわせを深くします。下の顎の本来の成長を阻害して、前方への成長が後方に変えられてしまったりします。下の顎が大きく前に出てくる下顎前突の治療に、小さいときからチンキャップという下顎が出ないようにする装置がありますが、それをはめているのと同じになります。

常時くいしばるのは重い荷物をいつも持っているのと同じ

他にはいつも重いショルダーを同じ肩にかけるとか、唇をまきこむくせや舌で歯をおしたり、舌をはさんだりするくせや、指しゃぶりもよくありません。おしゃぶりもよいとは思いません。かみあわせが悪くなると顎がスムーズに動かなくてくいしばったり、片方だけでかむ、かみぐせがついたりしますから、肩こりがする、頭が重たい、頭が痛い、疲れやすいなどの症状が出る方もあります。常時くいしばるというのは重い荷物をいつも持っているのと同じで、リラックス出来ないので疲れます。片方がみなどのかみぐせも、顎がずれる原因になります。あごがずれて下顔面が非対称になるのも、からだのバランスをくずしますので、腰にひびいたりすることもあります。 もちろん、歯が抜けたまま放っていたり、歯並びが悪くて、うまく咬めないなども、全身に影響が出ることはあります。

お口にとってよくない力とは、顎を後、あるいは上に押し込む、歯列を狭くする、顎関節に負担をかけることです。そのような生活習慣があれば止めましょう。

それではなぜ、このようなよくない生活習慣が問題となるのでしょうか。

それは食生活の変化により、かむことが減って来ていることに関係しています。日本人の顔はこの二、三十年で大きく変化しています。下顎即ち下顔面が細く長くなっています。それにつれて上顎即ち中顔面も狭くなっています。年配の方は四角い顔をした方が多いのですが、今の若い方は逆三角の顔をした方が増えています。  それはかむ事が減ったところから来ていると言われています。世の中が豊かになると、どうしても人間は口あたりのよいものを好みます。

柔らかいものを好むため、例えば野菜にしても、消費者にあわせてやわらかいものを生産しています。咀嚼筋を使うことが減って顎の筋肉がなえた形で成長すると、逆三角形の顔になります。

顎や口腔の健全な発育、そして、それをいかに永く持続させるか

それでは逆三角形の顔の中はどうなっているのでしょう。

口の中が狭く、歯がきれいに並ばない、歯並びが悪くなる、下顎の形が横からみたとき、L字型だったものが、しの字型に下に流れた形になる、それで舌の位置が下がっているため、発語のサ行、タ行が明瞭に出ない、鼻腔も狭いため鼻粘膜に炎症がおこると鼻づまりになりやすい。顎の関節も力の刺激が足らないため、小さいまま発育を止めてしまいます。そのために関節の中でガタが多く、先程のよくない生活習慣があるとズレやすく、顎関節症をおこしやすいことにつながります。気道が狭いため顎を前にして気道を確保する、そのため姿勢が悪くねこぜになるなどです。

また、背が高く足が長いためからだの重心が高く、筋肉のガッチリしていない方が増えているため、顎のズレが全身のひずみにつながりやすい、などです。

昔は、ほほづえは行儀が悪いと教えられましたが、今はたくさんの方がしており、テレビなどでもほほづえをしたまま話をしていたりして、ほほづえは行儀が悪いという見方がなくなっています。

寝方にしてもうつぶせ寝やくるまって寝る方が増えています。

また昔の方が同じほほづえをしても、顎も、筋肉もガッチリしているのでいろいろな疾病も出にくいでしょう。

よくない生活習慣のことを態癖と呼んでいますが、それを改善してもらっただけでからだの非対称がとれ、重心動揺計などの検査でもからだの動揺が少なくなって来ます。顔の偏位も減少します。

もちろん、歯科にとって歯ブラシやフッ化物によるムシ歯の予防や、歯周病の予防、検診はもちろん大事ですが、生活習慣も気をつけて下さい。顎や口腔の健全な発育、そして、それをいかに永く持続させるかが全身の健康にもつながることを、ご理解いただけたら幸と思っています。

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皆さんには癖はありませんか?

頬杖や寝癖などで歯は簡単に動いてしまいます!

癖で歯列や噛み合わせが崩れてしまいます。例えば頬杖、唇や舌の癖、寝癖(うつ伏せ寝、横向き寝など)のような癖によって歯が動き、歯列が乱れ噛み合わせが悪くなります。噛み合わせが悪い事で顎関節症(顎の痛み、開かなくなってしまう、音がするなど)や全身の姿勢にまで影響を及ぼすことがあります。このような癖を態癖といいます。態癖の力は針金やゴムの力で歯を動かす歯列矯正の数倍といわれておりますので、歯は簡単に動いてしまいます。態癖をやめる事は皆様のお口の健康、ひいては全身の健康を守るために必要な事です。
当医院では態癖に対して積極的に指導を行っておりますので、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

うつぶせ寝、横向き寝、頬杖、唇のまき込み

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